SMBCプライベート投資法人（以下、「本投資法人」といいます。）の資産運用会社である株式会社SMBCリートマネジメント（以下、「当社」といいます。）は、三井、住友にルーツを持つ企業グループであるSMBCグループの一員として、重点課題である「環境」「DE&I・人権」「貧困・格差」「少子高齢化」「日本の再成長」および「SMBC グループ サステナビリティ宣言」を念頭に置き、サステナビリティに配慮した資産運用を実践するために、「サステナビリティへの取組みに関する基本方針」（以下、「本基本方針」といいます。）を制定します。
1. 基本理念
当社は、本投資法人が保有する資産の運用業務を通じたサステナビリティの実現に向けて、ESG投資を通じて投資家、テナント、業務委託先、役職員等社内外の様々なステークホルダーと協働してまいります。
2. 環境負荷の低減（Ｅ）
①気候変動の緩和・脱炭素の推進
当社は、当社の業務及び本投資法人が保有する運用資産が環境に与える影響を認識し、エネルギー効率の向上や省エネルギーに資する設備等および再生可能エネルギーの導入を図り、環境負荷の低減を図ります。GHG排出のネットゼロ実現に向け、GHG排出量削減の長期的な目標を設定し、社内外と連携することでその達成を目指します。
②気候変動への適応
当社は、自然災害の激甚化に備え、物理的リスクを考慮し、最新の技術と知見を活用し防災・減災対策を強化に努め、物件のレジリエンスを向上させます。
3. 持続可能な社会の実現に向けた取組み（Ｓ）
①顧客満足度の向上
当社は、常に顧客の声に耳を傾け、顧客との対話を通じてサービス改善に反映させることで、持続的な関係を築き顧客満足度を向上させることを目指します。
②多様性･公平性･包摂性(Diversity, equity & inclusion: DE&I)・人権への配慮
当社は、人種、国籍、年齢、性別、性的指向・性自認、宗教、信条、文化、障がい、キャリア、ライフスタイル、などに拘らず、多様なバックグラウンドを持つ社員が互いに尊重し合い、能力や個性を発揮して活躍できるように個々の状況に応じた公正な機会やリソースを提供することで、多様な視点を持つ革新的な組織を目指します。
③健康とウェルビーイング
当社は、自社従業員、テナント、物件の来訪者に対し、健康とウェルビーイングに配慮した快適で働きやすい職場環境を提供します。私たちは、身体的および精神的な健康状態の向上を目指し、持続可能な働き方を支援するための施策を推進していきます。
4. ガバナンスに関する取組み（Ｇ）
①ガバナンス態勢の構築
当社は、ガバナンスの強化及び適切なリスク管理の徹底のため、各種会議体の設置や社内規程の整備を初めとして意思決定プロセスの適正性を確保し、利益相反等各種リスクの低減を図ります。
②自律的なコンプライアンス遵守態勢の構築
当社は、役職員が自律的にコンプライアンスを遵守する態勢を構築するために、業務上必要とされる法令その他のルールの理解を深められるよう継続的に社内外の研修を実施します。
③投資家等に対する情報開示
投資家を始めとする様々なステークホルダーに対し、サステナビリティに関する情報を積極的に開示し、理解を深めることを通じて、本投資法人の持続的な成長につなげます。